Phonak新型「Virto I-R」は耳あな型の充電式
公式から発表された新型の予告
今月9月下旬に世界No.1シェアを誇るスイスの補聴器メーカーPhonak(フォナック)から、新型の補聴器が販売される予定です。
Phonakの公式Instagramでも9月2日に予告が出ています。
現行のPhonakの最新機種「Infinio(インフィニオ)」から、いよいよ充電式耳あな型補聴器が誕生します。
「Virto I-R」です。
Phonakの補聴器は、耳あな式の補聴器には「Virto(バート)」の名がつきます。
耳あな式(Virto)のシリーズ名インフィニオ(Infinio)の充電式(Recharge)、Virto I-Rです。
Phonakとしては初の耳あな型充電式です。
公式のティザーサイトもあります。
https://phonak-brand.com/product/?page=virto
概要
Phonakの最新シリーズ「Infinio(インフィニオ)」は今年2025年の1月に発売が開始されました。
耳かけ型充電式で、ERAチップとDEEPSONICチップの2つを搭載したデュアルチップ型「Infinio Sphere(インフィニオスフィア)」として登場しました。
そこから小型の耳かけ型「Audeo I-R」や、電池式の耳あな型「Virto I10-NW」「VIrto I-チタン」と、形が増えていきました。
今回のVirto I-Rは、infinioからの最新チップであるERAチップを搭載した最新型です。
充電器にも独自の特徴があるもよう。
そしてかなりの小型のようです。
実際のデモ器、見せていただきました
メーカーの方にデモ器を見せていただいたところ、その小ささに驚きました。
充電式は充電池を内蔵する関係でどうしても大きくなる傾向が強く、電池式の耳あな型よりやや耳から目立つような印象でした。
耳の形が人それぞれなので一概には言えませんが、初めてみたときの印象が「小さい!」でした。
実際に着けてもらうとこのような感じでした。
黒いのでもちろん色として目立ちますが、耳から飛び出ている感はなく、ぴったり収まっているのに驚きました。
そして独特のデザインが光っています。
カッコいいです。
「未来的な充電スタイル」という部分はまだ情報が出ていませんが、この三角のデザインは充電に関する部分でしょう。
サンプルを見る限り、磁石でぴったりくっつくようなデザインで、脱落などがしづらくなっているようです。
上部にある小さな無数の穴はマイク、中央部の突起はプログラムスイッチですね。
発売は9月25日から受注開始
充電式耳あな型Virto I-Rは9月25日に受注が開始されます。
耳あな式はオーダーメイドのため、受注から数日お時間をいただきます。
(受注開始直後は込み合いの影響で通常よりお時間をいただく可能性もあります)
詳しい情報はこれから追って出てくると思われます。
Phonakはこれまで耳あな型の充電式補聴器を発売していませんでした。
世界の補聴器メーカーでは、アメリカのStarkey(スターキー)から、2020年に発売された「Livio AI(リビオ)」が初と言われていました。
その後、ドイツのメーカーSignia(シグニア)の既成耳あな型の「Active(アクティブ)」や「Insio AX C&G(インシオAX)」、デンマークのメーカーGN Resound(リサウンド)の「RT-ITC-DWC(リサウンドワン)」など、新しい耳あな充電式補聴器が続々と発売されていきました。
Phonak補聴器ユーザーの方は、このメーカーの耳あな充電式を待ちわびた方も多いのではないかと思います。
9月下旬から受注可能です。
ご用命の方は、ぜひご予約ください。
※耳あな型補聴器は耳のかたちに合わせて作成するため、実機到着まで1週間程の時間がかかります。
※耳のかたちや過去の手術歴などにより、耳鼻科での診療をおすすめすることがあります。
店舗に予告のパンフレットとダミーサンプルを置いてあります。
是非手に取って確かめてみてください。