茅ヶ崎補聴器センターです。
9月上旬に秋のメンテナンスのお知らせをしました。
ご来店いただければ乾燥機による乾燥、汚れのクリーニングなどを実施いたします。
そしてご自宅でもできるメンテナンスについてもご案内しました。
※以前の記事
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【記事】秋の補聴器メンテナンスのご案内
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今回は補聴器購入時に付属してくるさまざまなメンテナンス用品についてのお話です。
補聴器メンテナンス用品
箱内に付属している用品たち
補聴器購入時、通常補聴器が梱包されていた箱や用品などが付属してきます。
電池式補聴器であれば箱の他に乾燥ケースなどが付属します。
お使いになった補聴器の箱の中身を一度もみたことない……なんてこともあるかもしれません。
中には説明書の他にも多くのものが入っていると思います。
※すべての補聴器に当てはまるわけではありませんのでご注意ください。
一部のメーカーに絞って、どんなものが入っているのか、見てみたいと思います。
中身のいろいろ
補聴器の梱包箱の中を見ると、細かいパーツや袋に入ったパーツなどが入っていると思います。
メーカーによって小箱に入っていたり、箱の底にまとめてあったり、さまざまです。
何種類か梱包されている場合などがあり、どれが何の役割をするパーツなのかよくわからない……、あると思います。
これらのパーツの役割や使い方、ご説明いたします。
セルストップ(ワックスガード)
今回はメンテナンスパーツのひとつ「セルストップ」についてご説明いたします。
※メーカーによって名称や形が異なる場合があります。
セルストップとは
セルストップ(ワックスガード)は、耳あな型や耳かけRIC型などの多くの種類で使用されているパーツです。
音口の白いパーツがセルストップです。
役割としては、レシーバーなどの音を鳴らす部分へ耳垢などが侵入するのを防いでくれます。
汚れが機械部に侵入すると、音の不良を起こしたり音がでなくなったり、時には水分などで故障を起こすこともあります。その防止として、音の出口にフィルターとしてセルストップが装着されています。
ただし、機械部への汚れの侵入を防いでくれますが、セルストップ自体のフィルターに汚れがたまっていきます。
汚れの蓄積が包むとフィルターを塞いでしまい、その結果音が聞こえにくくなったり、聞こえなくなったりします。
こういった場合、機械自体には故障がなくても、正しく出ているはずの音が詰まりのせいで出せなくなっています。
メンテナンス方法
セルストップは専用のメンテナンスブラシなどでお手入れをすることができます。
ブラシはメンテナンス用品のなかに入っています。
このような形のものがあると思います。
ブラシでセルストップの穴回りをお掃除するのですが、この際、補聴器の音口を下向きに、ブラシを上向きにして掃除するのがコツです。
ブラシを下向きにしてしまうと、汚れを中に押し込んでしまう場合があります。ご注意ください。
交換方法
もし詰まってしまい汚れが落ちない場合は、付属の交換用のセルストップで交換します。
交換パーツのケースを開けると何本か棒が入っています。
一本引き抜きます。
引き抜いた先に小さな白いパーツが付着しています。
これが交換部分になります。
※勢いよく引き抜くと棒から交換パーツが取れていしまうことがあります、ご注意ください。
棒の先端に何もついていない方には突起がついています。
これは古いセルストップを補聴器から取り外すのに使用します。
突起を装着中のセルストップの音口部分に差し込み、そのまま引き抜けば古いセルストップが外れます。
外したあとは、棒の反対先端についている交換パーツを同じように差し込んで引き抜けば取り付け完了です。
種類もさまざま
この交換パーツは補聴器の形によって種類がいくつかあります。
使用するパーツは補聴器によって異なり、互換性がないことが多いです。
以下はその一例です。
セルシールド
PhonakのRIC型は、昨年まではセルシールドというパーツを使っていました。
交換パーツは円形で、交換方法も異なります。
まず、円をくるくると回し、①となっている穴が空洞、②となっている穴に交換パーツが入っている位置を見つけます。
①の空洞に補聴器のレシーバーの先端を差し込み、引き抜いて古いセルシールドを取り除きます。
取り出せたら今度は②で同様の作業をし、新しいセルシールドを装着します。
ケースをくるくると回して②に交換パーツが見当たらなくなったらすべて使い切ったということになります。
その場合は新しいセルシールドが必要です。
HF3ワックスガード
このような大きめのワックスガードを使っている補聴器もあります。
このタイプは赤色と青色があり、赤が右、青が左用です。
このタイプのワックスガードは、付属の棒を使用します。
先端がネジになっているほうを、補聴器に付いている古いワックスガードへ差し込み、くるくると回して固定し、引き抜きます。
次に先端がネジではない方を使い、ケースに入っている交換パーツを差し込んで取り出します。
取り出したパーツを装着部に押し込めば交換完了です。
店舗でも交換作業承ります
セルストップが原因の不具合は、直すのが容易で、パーツがあればすぐに解決します。
ただし、音が聞こえにくかったり音が出なかったりする要因すべてがセルストップというわけではありません。
店舗での解決が難しい場合、修理が必要になり、お預かりしてメーカーへ送る必要があります。
セルストップの交換方法は、非常に小さいパーツのため、手先の動きの問題などから、取り付けが難しいと感じる方もいると思います。
耳あな型はセルストップがむき出しのため交換が比較的容易ですが、汚れもたまりやすく、交換頻度が上がります。
耳かけ型は耳栓が装着されているので多少汚れが溜まりにくいですが、交換の際に耳栓を外す必要があり、耳栓の脱着も人によっては難しいと感じるかもしれません。
交換が難しい場合、店舗での交換作業も承ります。
お気軽にお申しつけください。
交換のみならクリーニングなども含め、所要時間は5~10分ほどです
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他にもさまざまなパーツが付属しています。
今後の記事でそれらも紹介していきます。












